「人生で一番成長できた。」現役高校生のスパルタ英会話体験談
2ヶ月目:自分の考えをより具体的に説明できるようになった
5週目のコーチング・セッション:「楽しんで英語を話せるようになってきた」
冨田さん:前は、伝えたかったことが伝えられず悔しいという感情が強かったけど、今は楽しんで話せています!ただ、いつも同じ単語しか出て来ないから内容が薄くなっています。
楽しかったイメージを表現するときに「interesting」や「funny」しか使えていないけど「exciting」を言いたいのにa頭ではわかっていても喋るまでに時間がないから出てこないです。
冨田さんの課題
使い慣れていない単語がスピーキングで出てこない
コーチからの提案①
多すぎるとどれを使えばいいか注意が散漫になってしまうので、1日1~3つのフレーズを決めて行う
コーチからの提案②
会話の中でその単語を使えるシチュエーションがないか常に意識し、無理やりにでも使っていく
7週目のコーチングセッション:「モチベーションが一気に下がった」
今まで好調に伸びを実感してきていたナナミさんですが、ちょうどプログラムを半分すぎたあたりで問題が発生しました。
コーチ:先週の模試はどうでしたか?英語の点数結構伸びていましたか?
冨田さん:それが、英語を勉強してるはずなのに、前回の模試よりもリスニング、リーディングの点数が悪かったです。
コーチ:本当ですか。具体的にどういった部分が下がっていましたか?
冨田さん:リーディングでは文法ミスが多く、リスニングはよく聴きとれていなかったのか選択肢を間違えているケースが多かったです。表情を見て話すことは良いんですが、音声だけになると難しくなると感じました。
MCEを始めてまだ1ヶ月ちょっとだけど、一生懸命に勉強をしてきたので、正直ショックです。モチベーションも下がってしまいました。やっぱり海外の大学とか難しいのかなと思っています。
冨田さんのように、2ヶ月目に入ってスランプに陥る人は多いです。
MCEプログラム自体がスピーキング強化を目的としていため、テスト点数として成長が反映されるまでに時間がかかります。
冨田さんには、ブレずに引き続き英語を楽しむ姿勢で学習を続けてもらうことが重要になります。
スランプに陥った時こそ、私たちコーチの出番です。
そのために私たちコーチ陣は、常に目標を意識させ、成長している部分と乗り越えるべき課題を明確に示しながらモチベーションを保てるように努めます。
2ヶ月目終了時のレベル |
---|
・自身のスピーキングスタイルが確立されてきてスムーズに話せている |
現在の課題 |
・自分の感情や、状況を的確に表す単語は知っているのに、スピーキングとなるとそれが出てこず、いつも同じような表現になってしまう |
3ヶ月目の目標 |
・使い慣れていない文法テクニックや単語・フレーズを意識的にスピーキングに反映させて話す |
冨田さんは、スピーキングがスムーズに出来ている反面、「表現がいつも同じになっている」という、初級から中級に進む英語学習者が確実に通る課題に直面しています。
3ヶ月目は、自分が避けてきた学習法や、少し難しいスピーキングテクニックを意識してアウトプットしていくことが必要となります。
3ヶ月目:日本語を話せるぐらい自然に英語が話せるようになった!
9週目のコーチングセッション:「モチベーションが盛り返してきた!」
冨田さん:前回のテスト結果は悪かったですが、皆通る道なんだと思ったら少し楽になって、テスト勉強は一回置いて、ドリルとカフェトークでの会話を重要視するようになりました。楽しくてやってることに結果がついてきたら良いかなと思って。
正直、勉強って感じがするので予習と復習はまだきついけど、ドリルが始まると楽しくて時間が経つのがあっという間です。テストで落ち込んでからは英語に触れるのも少し辛い時があったけど、今は伝えたいという気持ちが強いです!
ドリルで教えてもらったカジュアルな表現の仕方が使えるようになったり、単語の量が増えたり、文法も1ヶ月目に比べると全然使えているし、スピーキングには確実につながっている感じがします。
コーチ:僕もドリルの録画ビデオで確認していますが、スピーキングはかなりスムーズに出てくるようになりましたね。
冨田さん:はい!1ヶ月目とか2ヶ月目よりも自分が喋ることに対する余裕が出てました。今までとは違う言い回しも使えるようになったし、喋ることが楽になりました。今は、日本語で考えなくても出てくる表現が多く、会話に困ることもそこまでありません!
コーチ:すごいですね。日本語で考えなくても英語が出てくるというのは、英語脳を身につけた証拠です。諦めずに頑張ってよかったですね。
冨田さん:はい。この前、1ヶ月目の自分の映像を見た時に、自分の英語がすごく片言だと思いました(苦笑)。でも、今は日本語を話すくらい自然に話せているし、教官からも、最初は話すことに間が空いていたけど今はスムーズに話せているというコメントをもらいました。
学校の英語の成績が落ちたり、リスニングが出来なくなることがあってとても不安だったけど、振り返ってみると、この月が一番成長出来たと確信しています。そういえば、先週のテストは今までで一番良い点数でした!
まだまだ受け身で応えることが多いので、質問する側としてもっと幅を広げたいと思っています。
プログラムを振り返って
プログラム開始前は、英語なんて話せない、自信ない、単語でしか話せないなど、ナイナイづくしのナナミさんでしたが、3ヶ月後には日本語を話せるぐらい自然に英語が話せるという理想的な成長を遂げました。
冨田さんの成功要因は、
・自分の好きな自主学習方法を見つけて毎日実行していた ・テストの点数ではなく喋ることに集中して、喋られるようになるため、自分なりに工夫をしていた ・毎日の時間を確実に取って予習復習をするようにしていた ・週末も時間を取ってカフェトークで英会話をしていた |
---|
など、英語中心の生活を作るだけではなく、いろいろな方法を試す中で自分が楽しいと思う自習スタイルや、自分がなりたいと思う話し方を意識して実践していたことです。
また私たちコーチのアドバイスを忠実に実行し、スランプに陥った時も諦めずに努力し続けたことも大きな成長要因と言えます。
「今までの人生で一番成長できた。」卒業時にそんな言葉を残してくれた冨田さん。
入学時よりもさらに自信を持てたことが表情からも伝わってきました。